Studio Life 「MOON CHILD−月の子−
(2004.06.16・アートスフィア)
 13:00からの開演なので、余裕かまして9:00に家を出発。ここら辺がイヴェントの日と違い余裕があって良いですねv。

 アートスフィアで、チケットを取ってくださったYちゃんと合流。そのYちゃんからの前情報で、「岩崎くんかなりイケてます」と言われていたので、期待かなり大。
 でも、相変わらずの「らいふ」
 始まって暫くは「えーと、どんな話だったっけ?」とストーリーを頭の中で思い出すところから始まります。予習が必要な劇団「Studio Life」、恐るべし!!。
 今回は幕間が入る2部構成。
 1部では、アート・ジミー・ショナ・ティルト&セツ・ギルを1人1人ピックアップしていって、それぞれの心の動きなどの紹介をメインにしました。
 2部では、ギルの画策で主要メンバーがキエフに行く辺りからのクライマックス。

 えーと・・・・・。

 確かに初演(2002年)から比べたら見やすいっちゃ見やすくなったんだけど。

 1部の方がそれぞれの人間関係の繋がりや、どの時期にキャラクターそれぞれがどう感じているのかがちょっと掴みずらくて、キャラクターに感情移入できないところがちょっと辛かったかも。Yちゃんも言っていたけど、エピソード重視でそれぞれがぶつ切りになりがちだったしね。
 お陰で、今回一番気持ちが分かりやすく感じられたのはギルでした。うぅぅ、ギル、切ない・・・。結局彼はセツに憧れて、セツが大事で、セツに幸せになって欲しくて、すべてを魔女に売り渡してしまったんですよね、でも、そこまでしてセツを幸せにするのは、ギル(ティルト)じゃなくてショナだなんて・・・(涙)。
 えーと、話を元に戻しましょうか。
 お話も変わりましたが、演者さんもちょこちょこと変わりました。
 何が一番残念って、ギルがダブルキャストのため、看板役者(笠原さん)じゃなかったこと。客演の方(伊藤高史さん)でした。それはそれで良かったので、まあ満足でしたが。笠原さんのギルも見たかったです。
 うぅぅ、ごめんなさい。舟見セツと岩崎アートを選んだばっかりに、ギルは笠原さんじゃなくなってしまったのです。
 でも、良いね!岩崎くん!!。
 もうね、もうね。今回
ジミー「アート!」
アート「ジミー!(両手を広げる)」
ジミー・アートに走り寄り、アートに飛びつく(擬音を付けるなら、それは「ぴょーん」)
くるくるくるくる(←アートがジミーを抱き上げたまま回転する音)

が、2回もあったんですよ!
2回も!!
 もう、すっごい可愛いんですよー!。及ちゃんが岩崎くんに「ぴょーん!」ってするの!!、「ぴょーん!」って・・・!!
 「岩崎くんイケてます」以外にYちゃんからの前情報「及ちゃんかなり可愛いです!」だったのですが、本気で可愛いvv。
 それはもう、女としてあの可愛らしさは許せないものを感じるほどに可愛い。30過ぎの男のくせに!!(←暴言)
 ジミーがベンジャミンに変化したところなんて、白いドレスガ冗談抜きに似合うんですよ。
 ご一緒したAちゃんに「日本人男性で、あの金髪のカツラが似合うって辺りでもう何かが違っています」と指摘されるまであの金髪のヅラに何の違和感も覚えませんでした。そのくらい可愛かったんです。
 30過ぎの・・・(以下省略)
 個人的には、人間になったベンジャミンの衣装は前回の方(地毛をピン留め・白のニットベスト・タータンチェックの膝上スカート・膝までのルーズソックス。どこの女子高生かと思いました)が好みでした。

 でも、それよりも何よりも私のハートをぶち抜いたのが舟見セツ!。
 舟見くんのあのたどたどしい台詞回しはもうなんと言って良いものか、色香すら感じられます。
 最初の方でティルトとセツが空から舞い降りるシーンがあるのですがしっかりと地面に立つように降り立つ小野ティルトに対して、舟見セツは
内股だったんですよ!内股!!
 無表情な私の頭の中で「萌え!」が輪になってコサックダンス。
 でも、チェル○ブイリに降り立った女性化セツはガニマタだったけどね(涙)。
 で。
 原作の「月の子(@清水玲子)」をお読みになった方なら分かると思うんですが、セツが女性化するのを待たずにショナはセツのことを抱くわけですが。
 セツをベッドに押し倒す高根ショナの男っぽい色気にもドキドキしたんですけど(それ以外にも、今回の高根ショナはベラボーにカッコ良かったですvv)、
「ま・待ってください、ショナ。僕はまだ・・・」
とショナを拒むセツがものっっっっっっっっっっっっっっっっすごく色っぽくてコサックダンスを踊る「萌え!」の輪が更に倍って感じでした(でも、外見は無表情)。
 
ぐはあぁぁぁぁ、どーしてくれよう舟見セツ!!
 女性化したセツとショナの2ショットより、男性のままのセツとショナの2ショットに萌える私は、きっと骨の隋までオタク女・・・(遠い目)。
 えーと。話を戻します。
 相変わらず、倉田さんの演出は上手いなあ、と感心することしきり。
 ですが、今回残念だったのは、音楽が変わっちゃったんですよ。
 私よく分からないんですが、前回も今回も映画の音楽を使っていたようなんですけど、個人的には前回の曲の方が好きだったなあ、と・・・。

 次回は6月の公演らしいです。うまく機会があったら観に行きたいと思いますv。



余談ですが・・・。
 今回、席が皆バラバラだったので、第二部が始まるまで1人でボーっとパンフを読んでたんですけど。
 私の右隣の2人連れがどうやら舟見君ファンだったらしく、
「もう、アートじゃなくて、セツしか観てないよね!」
「セツ(が出てる)以外のところ、なんだか眠かった」等々。
 舟見くんも好きだけど、岩崎くんも好きな私は、隣からそんな会話が聞こえてきてちょっと哀しかったです。
 好みは人それぞれですから、それは良いですが、劇場内での会話としてはいかがなものか?と・・・。
 自分のテリトリーで話しているテンションでの会話は場所ををわきまえて。
 自分も気をつけないとな、と考えさせられました。

 そうそう。
 今回の客演の方、やけにお花をいっぱい貰っていたんですけど。
 チューヤンからの花を見付けて謎が解けた。
 「朋友(@電波○年)」の方でした。