Studio Life 「DORACULA
(2004.06.16・シアター サンモール)
 午後1時からの開演だったので、余裕かまして鈍行を乗り継いで一路新宿まで。
 ちょっと早めに、チケット取ってくださったYちゃんと待ち合わせして、ランチをご一緒させていただきました。
 その時、Yちゃん的見解「Life相関図」の一部を教えていただきまして・・・(一部、削除)。
 ちなみに、私の中では一見総受っぽく見える及ちゃんは、女王さまです。何つーか、彼を射止めるのは、一筋縄じゃ行かないぞ。みたいな。

 ・・・・・。

 話が逸れましたね。それも、間違った方向に。すいません、所詮同人オンナなので・・・。
 で、ギリギリに会場に入って観劇しました。
 今回Q列ということで、Yちゃんは「こんな席で・・・」と恐縮していましたが、階段席(サンモールでした)だったので、上から舞台全部が見下ろせて、良かったですv。背が低いので、階段席じゃないと、前の人の頭で、舞台の下の方が見えなくなっちゃうことがあるんですよ。
今回、岩崎くん出ていないから、間近で見ることもないしな・・・。

 本編なんですけど・・・。
 昨日原作を読み終わって、もう一度キャストを見直して最近マイブームの舟見くんが原作でのヒロイン・ミナの役だったので、もうウハウハと楽しみにしていたんですけど。
 
舟見くん(ミナ)、ヒロインちゃうよ。
 
ヒロインは、ダンナ(ジョナサン)の方でした・・・。
 ドラキュラ伯爵は、実は美しいジョナサンをドラキュラ一族に迎えようとしていたのです!、その奥さんミナはそのための伯爵のコマであり、愛するジョナサンを奪った恋敵だったのです!!(←らいふ的見解)
 とても驚きました・・・。
 私が半分夢うつつだったから、そんな設定と気付かず原作読んでいたのかと思っちゃったよ・・・。
 や。確かに、原作でもありましたけどね、あの台詞「その男は私のものだ!」ってのが・・・。てっきり「エサ」と解釈していたので、とてもとても驚きました。
 もう、ドラキュラ伯爵が出るたび
「ほ○くせぇ、ほ○くせぇ・・・」と思ってしまってすいません。またそれが笠原さんのドラキュラだったものだから、カッコイイ上に色気があるものだから、「ひー!!!」と心の中で叫び通しでしたよ。
 そんでもって、ヒロイン役と思っていた舟見ミナですが・・・。
 
「私たち(ハーカー夫婦)をこんな目に合わせたあの男(伯爵)が憎い!!。この手であの男を殺します!!
 
あんた、ヒロインじゃなくて、勇者だよ!!。
 もう、舟見ミナの勇ましいことと言ったら!!。
ヒロインは、ジョナサンに決定。
 同人かぶれの目で見ている私が「うひー!」と思ったこの舞台、一体、ぱんぴーの方々はどう思ってご覧になっているのか、ものすごく知りたいところです。

 で、ヒロイン談議はこのくらいにして、お芝居全般の感想なんですけど。
 正直、面白かったです。原作に苦労した分、舞台の方が分かりやすかったかも・・・。2部構成に分かれてまして、前半でルーシーが吸血鬼になってしまい、その謎を解いていく教授たちと、ジョナサンがドラキュラ城で体験した事とを描き、後半はドラキュラ伯爵がロンドンに来て、計画に失敗をし城で退治されるところまで。
 ものすごく分かりやすかったです。
 ですが、欲を言わせていただければ、伯爵のジョナサンへの執着の設定が出来てしまったため、伯爵に止めを刺すのはジョナサン(つーか、伯爵が愛する人の手で死にたいと、杭を持ったジョナサンを抱き締めて、自らの心臓に杭を押し付けるんですけど)だったので、原作で深手を負いながらも止めを刺すキンシーの死がちょっと薄くなってしまった気がするんですけど・・・。
 それが残念って言えば、残念でした。
 でも、原作より面白かったですよ、ホントに。ドラキュラ伯爵にも悲哀が感じられて切なかったりしましたしね。
 本日昼の部には、プレミアム・ナイトが付いていたので、それも一緒にレポ(何となく、堂々と出しちゃ拙いような気もしますので、隠します(だって、この回を観た人の特典だし・・・)。読もうという強い意志をお持ちの方は、反転してお読みください)。
 
プレミアムナイトとは、舞台後、役者さんがちょっとしたトークショーを行なってくれる上に、その間は撮影自由。というその回を見に来た人への特典なんですけど。
 今回の進行は前のドラキュラ伯爵の代から執事として仕えている(笑)、藤原さん(彼のこういうお客さんを楽しませてくれるキャラが好きv)。

 今回のテーマは、「今回の舞台は、伯爵がジョナサンへ執着する話だったので、今あなたが気になってしかたがない物は何ですか?」でした。
 まずヒーロー(苦笑)の舟見くん「ジョナサンです(と言って、甲斐さんの方を見てニヤリ・・・。会場はざわめき、ニヤリとされた甲斐さんは、2.3歩退く)。まあ、それはミナとしての僕ですけど・・・。僕自身としては、お風呂です。温泉までは行かないんですけど、スパには時々行ってます、そのときはよろしく」
 ヒロインの甲斐さん「同じくお風呂です。必ず、入浴剤入れて、その中で台詞を覚えたりしています」
 アーサー役の山崎さん「近鉄の行方です。近鉄がなくなったら、地元なので今度は広島ファンになろうと思います」
 キンシー役の佐野さん「開演30分前の舟見くんです。今回、僕は女役やらないので、それまでジャージ姿だった舟見くんが化粧してヅラ付けて着替えて・・・(この時点で、隣にいた山崎さんに尻を蹴られる)、あぁ、綺麗だなあ、と・・・」ここで、藤原さんの「舟見くん、佐野さんに見られてますよー」とのチャチャが入ります。言われた船見くんは無反応。逆に、ラストに子供キンシー役でちょこっと出ていた及川くんが隣の船戸さんと何か喋っていましたけど)
 セワード役の牧島さん「(力いっぱい)肉球です。(藤原さん、それが何か分からず何度も「は?」と訊き返す)、最近肉球に触っていないので、ものすごく触りたいんです」
 レンフィールド役の倉本さん「サッカーです」
 この倉本さん、逸話がありまして。以前、別の舞台で伯爵役をやったことがあるそうなんです。で、おどろおどろしいBGMと共に柩から手がバーンと出て、立ち上がった伯爵が一言「(ちょっと甲高い声で)まぶしイッ!!」、シリアスが一瞬にしてギャグに・・・。それを客として見ていた藤原さん曰く「今までの伯爵のイメージをガラガラに崩すドラキュラでした」
 女吸血鬼の3人(すいません、この時点で、誰が誰だか分からなくて)
 女吸血鬼A「船戸くんのもみ上げ。僕は髭が似合わないので、あそこまで立派なものは憧れます」
 女吸血鬼B「DVDです。持っていないので、欲しいんです。僕何百年も生きなきゃならないので(役が吸血鬼の役だったので)、すんごいヒマなんですよ。だからDVDあったらええなあって・・・」
 女吸血鬼C「割りばしをガシガシ噛むことです・・・。ホントですよ?」
 ドラキュラ伯爵役の笠原さん「最近赤いものに興味を持ってまして・・・。今一番のお気に入りは、先日NYで購入した赤いジャージです。これを着ると力が湧いてくるって言うか・・・。(とここで、話が終わると思ったら、取って付けたように)あ。僕もDVD欲しいです。僕も何百年も生きなきゃいけないのでヒマなんで・・・

後に、女吸血鬼Bが深山くんだったことが
判明。(だって厚化粧で誰が誰だか分からなかったんだもん!)。

 ・・・・・。(同人的やさぐれがありましたが、サックリ削除v)

 新人さん紹介もありました。
 この新人さん(第7期生らしいです)の代からジャズダンスのレッスンに加え、週に2回バレエのレッスンも入ったそうです。藤原さん曰く「あぁ、シュロッターベッツ(@トーマの心臓)にバレエの授業があったら、こんな感じかなあ、と勝手に思って見てますけど」
 最後に座長の河内さんからご挨拶があって、プレミアムナイトは終了しました。
 印象的だった(あのバカップルを除いて)のが、舟見くん。中々マイクを持ちたがらないんですよ。すぐに隣にいる甲斐さんに押し付けようとしているのが面白かったです。

 何つーか、全体的に、男子校のノリですよね。男の人だらけなので、ちょっとしたおちゃらけもOKみたいな感じで、役者さんの意外な一面とか見られて楽しかったです。