建築探偵と私。 |
実は、「建築探偵」とは結婚できません、馴れ初めを覚えていないのです。
そんな冗談はともかく、本当に何で嵌ったのか覚えていません。よもや、こんなに嵌ろうとは…。
友人達から「このシリーズは、とにかく順番どおりに読んで!」と言われていたのは覚えています。で、第1部まで終わって彼女たちに言われていたことがよぉぉぉぉぉっく分かりました。
今では、私が他の方々にお勧めする時に同じ台詞を吐いています。
余談ですが、まだ「翡翠の城」を読んでいる頃に、図書館で「原罪の庭」を見つけましてぱら〜っと最後の方を眺めてしまい「やべぇ!今これを読んではいけない!」と我に返った覚えがあります。後日友人Yちゃんにその話をしたら「山崎さん、何でそんな変な読み方するんスか?」と言われました。今なら、私が同じ台詞を過去の自分に言ってやりたいです。 |
建築探偵とは?
今さらですが、まだお読みになっていない方のために…。 |
「建築探偵シリーズ」正しくは「建築探偵 桜井京介の事件簿」シリーズ。講談社ノベルズより出ています(そのうち5巻は文庫化されました)。1巻の「未明の家」から、5巻の「原罪の庭」までが第1部。6巻の「美貌の帳」から、14巻の「失楽の街」までが第2部(うち、「桜闇(7巻)」・「センティメンタル・ブルー(9巻)」・「angeis−天使達の長い夜−(12巻)」・「Ave Maria(13巻)」は番外編)。
「建築物」の研究をしている桜井京介が事件に巻き込まれ、解決していくシリーズ
・・・・・・・・。身も蓋もない作品紹介。おかしい、こんな簡単な話じゃないはずなのに…。
ミステリィなのですが、その魅力と同じくらい大切なのが登場人物の描写。「優しさ」とか、「切なさ」とかが沢山つまっていると思うのですが…。
ま、感じ方は人それぞれですが、これを読むと「建築」にちょっと詳しくなった気分になります。(そんなオチか?俺!) |