angels―天使たちの長い夜―
(講談社ノベルズ発行)
ストーリー  夏休み、人気のない校内で発見された身元不明の刺殺死体。電気錠で門は閉ざされ、残された高校生らは自分たちだけで犯人を名指そうとするが。殺人教唆のアジヒラや家庭内の犯罪なと、互いの暗部が事件に影をを落とす中、ひりひりする推理合戦が展開する。
個人的感想  番外編、長編です。
 えーと・・・。
 なんつーか、こう・・・。
 「センティメンタル・ブルー」から比べると、カズミの「きゃるーんv」度が増している気がするんですけど・・・。元々、彼は素直な子ですが、ここまで、カゲリと仲良しじゃなかったと思うんだけど・・・。と・・・。
 結局、ハイテンションズの見解は、「カズミに夢見たモリくんの幻想だろう」という結論に落ち着きました。
 高校生活を終了して久しいですが、高校生活ってこんな感じだったと思います。色々な人がいて色々な考え方があって中学生よりは自由だけど、大人と言うにはまだ未熟な年頃。そんな多感な時期の特別な一夜。なんだか、高校生活に戻った気分です。
 篠田先生の、あちこちに移る視点が実は好きです。色々な人の感情が分かるから。