桜 闇
(講談社ノベルズ発行)
ストーリー  影に閉ざされた館の露台で、老いた男は毒を盛られた。唯一の容疑者は彼の美しい妻、しかし物証はない。目前で引き起こされた事件の真相を、解明したと信じた京介だったが・・・・・・。
 いまなお忘れ得ぬ十六歳の日の記憶を語る表題作。(講談社ノベルズより抜粋)
個人的感想  短編集ですv。
 感想を書くにあたって、目次を見たら、内容を覚えているものと、覚えていないものが・・・。個人的に好きなのは、やっぱり「君の名は空の色」と、「迷宮に死者は棲む」です。結局、京介と、蒼と、深春の3人組が好きなんだなぁって・・・(「君の名は〜」は京介出ていませんが「原罪〜」つながりですしねv。)
 逆に覚えていなかったのが、「永遠を巡る螺旋」と「オフィーリア、翔んだ」でした。再度「永遠を〜」を読んでいたら、何となく深春に申し訳なくて・・・(苦笑)。
 ごめんよ、深春。君が本屋で、ショックを受けていた、小説のジャンル、私は大好きだ!!(←自分に正直)。
 個人的に、「オフィーリア〜」は小さな劇場で、2人芝居などにして貰えると面白いのではないか?と・・・。
 余談ですが、ちょうど「桜闇」を読んでいた時に、会津で友人の結婚式がありまして、帰りに飯森山に寄って(マイカーで行きましたので)お呼ばれスーツ&パンプスで栄螺堂に入ったのも、良い思い出v。そんなわけで、「桜闇」に挟んである栞は「栄螺堂」の栞です。