センティメンタル・ブルー
(講談社ノベルズ発行)
ストーリー  蒼が11歳から二十歳までに出合った四つの事件――始めてできたガールフレンドが抱える絶対他人に言えない秘密とは。鬱屈した生徒達と、三十年ぶりに明かされる母校の暗部。深夜のひとり芝居『鏡の中のアリス』が最期の舞台になた女優にまつわる哀切きわまる二つの悲劇。多感で真摯な蒼の活躍が胸をあつく打つ!
個人的感想  番外編、短編集です。カゲリ初登場です。ある意味、カズミも初登場です。
 個人的に好きなのは、やっぱり「BLUE HEART,BLUE SKY」です。小さな子が、今までの自分の殻を突き破って成長をする様というのは、やっぱり見ていて気持ちの良いものです(←所詮ショタ)。
 「美貌の帳」などで、蒼がグルグルと悩んでいる裏では、カズミがなんだかんだと言いながら足掻きながらも、高校生を生活しているのがなんとも微笑ましく(この頃は、まだカズミも大人っぽかったのに・・・←愚痴)。そういう意味では、そんなカズミの良き友人としてのカゲリはイイ奴だなあ、と思います。
 が。
 同級生(♂)の朝食を用意する姿に白いフリルのエプロンを想像しちゃ、ましてや、「新婚夫婦の朝の食卓」を想像しちゃまずいだろうに、カゲリ・・・(苦笑)。
 余談ですが、ヒロと、カゲリのカズミを間に挟んだ言い争いは結構好きですv。