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悪魔と詐欺師
(講談社ノベルズ)
ストーリー
「当ててごらん。これらの事件には、共通点がある」
喫茶室で毒死した男。マンションから飛び下りた会社員。プログラマーは列車事故で死に、書店員の娘は手首を切った。それらはすべて解決したはずの事件だったのだ。そこに「なにか」の意思が動いていたというのか――?(講談社ノベルズより抜粋)
個人的感想
一見短編集に見せかけて、長編。
その所為か、サクサクと読めます。
初めて読んだ時には気づかなかったんですが(それは、私が座木さんしか見えていないから)、巻を追うごとにリベザルが周りの人々に関わろう、自分の理想とするものに近付こうと頑張っている、そのステップアップしている姿が、見られます。あぁ、可愛い・・・。
その頑張りを影になり日向になり(前者は秋ちゃん・後者は座木さん)見守っている薬屋さんメンバーが愛おしいです。
今回は、貧乏悪魔(笑)ゼロイチがキーマンです。
読み進むにつれ、二重三重に覆われていた謎がだんだんほどけていく感じがなんとも言えません。
一冊で二度も三度もオイシイ作品です。
余談ですが、また秋ちゃんが「ザギ」ではなく、「座木」と呼んでいる個所を発見。初版だからなのか、はたまた、何か意図があるのか・・・?ドキドキ。