step by step
(新書館・Dear+文庫発行)
(illustration:依田 沙江美)
ストーリー  大学に入学したての芳明は、ひょんな事から興味のなかった陶芸研究会に入ることになった。けれど、だんだんサークル活動が楽しくなり、花村森という、厳しいけれど笑った顔がちょっとやんちゃな先輩が気になり始める。そんな芳明に、時に顔をあわせる森の姉・朝子は妙に意地悪で・・・・・・(Dear+文庫より抜粋)
個人的感想  末っ子体質な上、負けず嫌いの本多くんが可愛いです。私も末っ子な所為か何事においても人の所為にするのは得意で、更に「そんなんじゃダメだー!」と悶々とする辺りが共感を覚えますv。
 無愛想なくせに、優しい(他称「天性のタラシ」)な花村さんも好きなんですが、どちらかと言うとなんだかんだ言いながら、相談にのってあげられるくらい懐の深い吉野さんが好きです。朝子ちゃんとのことにしても、本多くんのことにしても、吉野さんは、ものすごく優しい人なんだろうなと思うのですが、いかがでしょう?
 今回は、大学入学から文化祭までのお話だったんですが、この本を読みながら、文化祭(うちの大学は「文化祭」ではなく「研究発表会」でしたが・・・(^^;))の時のワクワクを思い出しました。